Vacuum Heat-treatment

硬さだけでない、見えない品質だからこそ・・

金型材のあれやこれや

金型材の焼入れに関するご相談のみならず、精度対策、表面処理との組み合わせなど、より掘り下げた内容についてもお気軽にお問い合わせください。
ここ最近は若手のエンジニア様からのお問い合わせも多く、当社としましては実績を踏まえて確りとサポートさせて頂きます。
ホームページの『お問い合わせ』をご利用ください。

コスト、納期でお困りですか?《2024~》

冷間、熱間ダイス鋼、HSS、粉末SUSなど金型向け熱処理は
以前と変わらぬ納期で対応中。
またサブゼロ処理の対応も以前と変わらぬ納期で対応しております。
短納期をご希望なら是非!お気軽にお問い合わせください。
標準スペックの真空熱処理に格安プランを設置しております
コスト重視で硬度と品質を両立させますのでお問い合わせください

真空熱処理がアップグレード

精密金型及び精密部品への熱処理に特化してきた弊社の真空熱処理が最新の熱処理システムへと更新させて頂くことになりました。

□旧型炉2基→新型炉2基に更新
□多点計測による温度管理と昇温加熱の最適化
□冷却シュミレーションによる冷却管理
□冷却ラグを最小にする高速冷却システムの構築

これらは、ごく一部の改善点ではありますが、今までにできなかった内容を具現化しており、これらで得るデータの集積は熱処理変形改善に結びついております。
お客様には今までとの違いをポジティブに感じて頂けるものと確信しておりますので、機会あらば一度お試し頂きたくご検討下さい。

精密金型 及び 機能部品への真空熱処理

最初の真空熱処理設備を導入してから、すでに40年以上が経ちました。
当初より金型の真空熱処理に取組んでいたこともあり、現在も全国のお客様より各種金型材料の焼入れのご依頼を頂いております。誠にありがたく厚く御礼申し上げます。益々お客様の要求品質に応えるべく努めてまいります。

また弊社では金型に関連する熱処理の技術書として、数年毎に小冊子を製作してお客様に配布しておりましたが、現在は当社HPの『お問い合わせ』より個別のご質問を受け付けており、そちらでテクニカルな部分を含めた形でご回答させて頂いております。疑問、ご質問などありましたらご気軽にお問い合わせください。
今後も精密金型を中心とした処理技術に取組み、新たな技術等を当社HPから発信してお客様をサポートしていく予定です。

半導体関連のお客様へ

半導体関連での部品や金型では、完成後の精度をミクロン単位で管理する部位もございます。
当社は半導体に関わる企業に囲まれた地域にあり、縁あって半導体関連部品や金型への熱処理を多く請け負って来た実績がございます。そうした経験と実績、そして最新スペック炉で熱処理をする品質とで現状の精度品質に対応させて頂きます。

■真空熱処理のポイント■

□独自の注文書

弊社独自のアンケート方式による注文フォームをお客様にお配りしており、それに製品仕様等を記入して頂いております。この情報をもとに金型に精通したスタッフが熱処理条件等を確認して熱処理を施行します。
なお、注文フォームが無い場合はお客様仕様の注文書でも構いません。
当社の注文フォームをご希望の際はお電話またはメール(お問い合わせ)にてお知らせください。エクセル版の注文フォームもありますのでお伝えください。

□品質管理体制

品質管理ではISO9001取得により管理体制が確立されております。また、材料分析、3D形状測定、精密硬度測定等の検査を自社対応することで、品質保証の強化に努めております。

□変寸変形

熱処理ですので、大なり小なりで平面、直角、心円度などに変寸変形は伴います。いわゆる変寸ゼロとはいきませんので、もし精度変化を嫌う場合は、熱処理以外の表面改質処理を含めた対応もご検討ください。

□熱処理後の対応

熱処理後の工程では、焼き肌除去、磨きをご希望されるお客様も多く、特に耐食性を重視する場合にはその差が顕著に表れます。ご希望の際は申してください。
表面改質処理(窒化処理、PVDコーティング、WPC等)は社内で連続処理対応が可能で、全体納期の短縮に貢献できます。

□サブゼロ対応など

経年変化、耐食性など品質重視の熱処理では、お客様のリクエストに合わせてお応えすることが可能です。
半導体関連の金型の焼入れなど、仕上がり後の精度を有する仕様などございましたらお問い合わせください。

応用技術

  • 真空固溶化処理  オーステナイト/フェライト系SUS
  • ベーキング処理  メッキ品などの析出硬化、水素脆性防止
  • 真空ロウ付け  Ni、銅ロウを使った接合技術 精密金型対応可
  • 各種焼鈍(アニール)窒化なまし 加工応力除去 その他なまし 

ロウ付け接合については現在もご相談は多い案件であります。中でも拡散接合、銅ロウ付けはそれなりの加工精度を必要とする接合技術で、特に一品物となれば全体コスト、納期面でもそれなりにかかります。
当社ではNiロウを得意としており、そうした案件をNiロウ向け精度に落とし込み、できるだけ低コストに抑えるべくご提案をさせて頂いております。
焼入れと一体で行う技術だからこそノウハウと実績が必要な接合技術です。詳細につきましては直接お問い合わせください。

設備概要

  • 真空熱処理炉(~600kPa)510×510×910 Max:450kg 4台
  • 真空熱処理炉(~600kPa)600×600×1000 Max:600kg 1台
    ※超高速冷却                
  • 大型真空焼戻炉 3台
  • サブゼロ装置  2台
  • 雰囲気加熱炉  3台
  • 真空洗浄機   1台(環境対応型)

関連機器

  • MV硬度計  3台
  • HRC硬度計 3台
  • HS硬度計  3台
  • 計測機器(デジタルマイクロメーター他)
  • 金属材料分析器
  • 走査電子顕微鏡
  • 3Dマイクロスコープ 他